判例紹介

  • 2020.11.30 宇都宮家裁審判
    収録 判例時報2516号87頁,判例タイムズ1497号251頁,家庭の法と裁判36号129頁
    始期
    「婚姻費用分担義務が生活保持義務に基づくものであるという性質及び当事者の公平の観点に照らし,婚姻費用分担の始期については,請求時を基準とするのが相当である。そして,本件においては,申立人が相手方に対し,内容証明郵便をもって婚姻費用の分担を求める意思を確定的に表明しているのであって,この時点をもって婚姻費用分担の始期とするのが相当であると認められる。」